ある日の出来事(※メインホームページより移動)(「楽天ブログ」再録:2002年 7月 9日) [雑談]

(※2000年10月31日にホームページにアップ
 した文章です)

(【※】がついている語句のリンクは、私が書いたコメント文が読めます)

 ある日のこと。ダイドードリンコの「 【※】ミスティオ ピーチ
 を飲みたくなった。
 うちの近所では二箇所の自動販売機で売られているのを
 見つけたが、片方はなぜか130円。10円高い(ミス
 ティオ ピーチだけ。なぜだ)。そっちで買うのはやめて、
 通常の120円の自販機のほうへ行く。すると、お兄さ
 んがちょうど、中身の補充をしているところだった。暑
 いからきっとよく売れるのだろう。
 「いいですか?」
 と聞くと、お兄さんは作業を中止し、自販機のフタをし
 めてくれた。
 さて。お金を入れて、ボタンを押……
 「あ、それ。今入れたばっかりだから。冷えてないかも」
 お兄さんのツッコミが入る。
 「あ、そうです……か」
 ミスティオ ピーチの見本缶は二本並んでいる。
 「じゃ、こっちは?」
 もう一列のほうを指さす。
 「そっちも」
 どうやらミスティオ ピーチは自販機二列ぶんの在庫が
 すべて売り切れ、新しく入れられたばかりらしい。すっ
 からかんになったのはその二列だけで、他のは冷えてい
 るよと、お兄さんは教えてくれた。
 しかたない。私は、飲む予定ではなかったコーヒーのボ
 タンを押した。

 その次の日。
 昨日の「ミスティオ ピーチ飲みたい欲」がまだ残留し
 ている私は、今日こそは冷えたミスティオ ピーチをゴ
 キュゴキュ飲んでやろうと、自販機へと向かった。今日
 はお兄さんはいない。売り切れてもいない。よしよし。
 お金を入れて、ボタンを押……
 そのとき、フッと、ある言葉が心の中につむぎだされた。

 (もし、神さまが私にがんばれと言ってくれているなら、
 ジュースが当たる)

 それは【※】運試し
みたいなものだった。
 「当たりランプに止まったらもう一本」のクジつき販売
 機なんて外れる確率のほうが高いのだから、そんなこと
 はしないほうがいいのだが、どうせちょっとした“お遊
 び”だ。外れてもどうってことはない。
 ボタンを押す。ピピピ……という電子音とともにランプ
 の光が流れはじめる。

 (でも、やっぱ、そんな都合よく当たるわけないよなー)

 そう思った直後。
 光は中央で停止した。

 当たっ……た。

 びっくりした。本当に当たるなんて。
 「当たりだよ、おめでとう!」の効果音が鳴り、「さあ、
 好きなのをひとつ、持ってけ。タダでくれてやらあ!」
 と自販機の全商品のランプがともる。以前、どれを選ぶ
 か長く考えすぎたため、選択の時間が終了して、せっか
 くの当たりが「なかったこと」になってしまったことが
 あるので(笑)、すかさず昨日と同じ、コーヒーのボタン
 を押した。タダで手にいれた缶ジュース一本よりも、当
 たったという事実のほうが今回は嬉しかった。

 神さま。私、がんばりますね。
 どんなに時間がかかっても、どんなに大変でも、絶対や
 りとげますから。
 だから、見ていてください。


2009-03-30 20:11  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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